「Chrome 88.0.4324.150」が緊急リリース - ゼロデイ脆弱性に対処
Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けにセキュリティアップデートとなる「Chrome 88.0.4324.150」を現地時間2月4日にリリースした。悪用の報告があり、前回更新からわずか2日でリリースされた。
今回のアップデートでは脆弱性1件を修正。1月24日にMattias Buelens氏より報告を受けたJavaScriptエンジン「V8」におけるヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-21148」に対応した。
重要度は4段階中2番目にあたる「高(High)」としているが、脆弱性を悪用するエクスプロイトの報告があるという。
同社は、現地時間2月2日に「クリティカル(Critical)」とされる「CVE-2021-21142」をはじめ、6件の脆弱性を修正した「Chrome 88.0.4324.146」を公開したばかり。同社は今回のアップデートを数日から数週間をかけて展開していくという。
(Security NEXT - 2021/02/08 )
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