「Adobe Acrobat/Reader」に情報漏洩のおそれ - アップデートで修正
Adobe Systemsは、情報漏洩の脆弱性へ対処した「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」のセキュリティアップデートを公開した。
同社では、米時間毎月第2火曜日のいわゆる「パッチチューズデー」である米時間12月8日にアップデートを同じ週内に公開するとの予告を行っていたが、結果としては翌9日にリリースとなった。
入力値の検証に問題があり、情報が漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2020-29075」に対処した。悪用は確認されていない。脆弱性は、「Windows」「macOS」の双方に影響し、重要度を3段階中2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。
同社は、「Continuousトラック」向けに脆弱性を解消したアップデート「同2020.013.20074」をリリース。あわせて「Classicトラック」向けに「同2020.001.30018」「同2017.011.30188」の提供を開始した。
適用優先度については、いずれも予告どおり3段階中2番目にあたる「2」とし、30日以内を目安にアップデートするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/12/10 )
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