GitHub、脆弱性スキャンツールを正式リリース - ベータテストで2万件を発見
GitHubは、ソースコードより脆弱性を発見し、開発者へ修正提案を行う機能「Code Scanning」をリリースした。
同社が2019年9月に買収したSammleのコード解析技術を活用したもの。5月に同機能をGitHubへ統合した初回ベータ版をリリース。テストやフィードバックなどを経て今回正式にリリースした。パブリックリポジトリで利用できる。
解析ツール「CodeQL」において、GitHubやコミュニティが作成した2000件以上のクエリや、カスタムクエリを用いてソースコードをスキャンすることが可能。スキャン後は、プルリクエストとして修正すべき点を表示。効果が少ない大量の修正提案を示すのではなく、修正すべき提案に絞り込み表示するとしている。
「SARIF」に基づき開発されているため、アプリケーションセキュリティテストソリューションをワークフローに取り込むことができるほか、サードパーティ製のスキャンエンジンの統合なども行える。
ベータ公開時には、1万2000以上のリポジトリに対し、140万回のスキャンを実行。リモートよりコードの実行が可能となる脆弱性をはじめ、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)など、2万件以上のセキュリティに関する問題を発見したという。
(Security NEXT - 2020/10/06 )
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