Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MobileIronのMDM関連脆弱性、PoCリリースでリスク上昇

また「CVE-2020-15507」については任意のファイルを読み取られるおそれがあり、「CVSSv3.1」のベーススコアが「7.5」、「高(High)」とレーティングされている。

これら脆弱性については、脆弱性を発見した研究者が4月3日にMobileIronへ報告。修正パッチは、6月15日にリリース済みだが、JPCERTコーディネーションセンターによると、9月12日に発見者が脆弱性の詳細を公表しており、これを受けて脆弱性の実証コード(PoC)が公開されたという。

今後、これら脆弱性を狙った攻撃が増加する可能性があり、脆弱性を悪用された場合、さらなる侵害につながるおそれもあると指摘。利用者に対して状況の確認やパッチの適用など、対策を講じるよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

チーム向けパスワード管理ツール「TeamPass」に脆弱性
「MOVEit Transfer」にゼロデイ脆弱性 - 侵害状況も確認を
「Apache Tomcat」に脆弱性 - 過去の修正が不完全で
Zyxel製機器の脆弱性、積極的な悪用も - あらたな脆弱性も判明
WP向け人気プラグイン「Jetpack」に深刻な脆弱性 - 早急に更新を
「OpenSSL」にアップデート - 複数の脆弱性を解消
アクセス制御ツール「Pomerium」に脆弱性 - アップデートを
「Barracuda ESG」脆弱性、修正の7カ月前に悪用の痕跡
エンカレッジ製のUNIX/Linux向け証跡記録ソフトに脆弱性
Google、「Chrome 114」をリリース - 複数の脆弱性を修正