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複数メーカーの「ATM」に脆弱性 - 預金不正引出や乗っ取りのおそれ

ソフトウェアの更新に用いる証明書に強度の低い暗号を利用しているため、解析されて不正なファイルを読み込み、任意のコードを実行される「CVE-2020-10125」、認証を回避され、ムーバブルメディアから任意のファイルを読み込み、システム権限で実行する「CVE-2020-10126」などが明らかとなった。

また「Diebold Nixdorf ProCash 2100xe USB ATM」についても、通信内容の窃取や改ざんが行われるおそれがあり、預金額の改ざんといったリスクが指摘されている。

セキュリティ機関では、各社が提供する脆弱性情報を確認し、ソフトウェアのアップデートを実施するよう注意を喚起。また「APTRA XFS」の一部バージョンについてはサポートが終了しており、同バージョンが動作する機器については、入れ替えなども検討するよう求めている。

(Security NEXT - 2020/08/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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