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MS Dynamics 365 Finance and Operationsに深刻な脆弱性

マイクロソフトは、「Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operations」のオンプレミス版に脆弱性が含まれているとして、アップデートをリリースした。

オンプレミス版の「同10.0.11」にリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2020-1182」が明らかとなったもの。米時間8月11日の月例セキュリティ更新から1日遅れてリリースとなった。

同脆弱性の悪用には、データのインポートやエクスポートする権限が必要となるが、細工したファイルをサーバーに送信することで、リモートよりコードを実行されるおそれがある。同脆弱性の悪用や公開は確認されていない。

同社は、同脆弱性の深刻度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/08/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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