MS月例パッチが公開、脆弱性120件を修正 - すでに悪用も
マイクロソフトは、8月の月例セキュリティ更新を公開し、CVEベースで120件の脆弱性を修正した。一部脆弱性はすでにゼロデイ攻撃が確認されているという。

マイクロソフトによるリリースノート(一部)
今回のアップデートは「Windows」や同社ブラウザ「Internet Explorer」「Microsoft Edge」をはじめ、「ChakraCore」「Office」「Microsoftスクリプトエンジン」などの脆弱性に対処したもの。
「SQL Server」「Microsoft Jetデータベースエンジン」「.NET Framework」「ASP.NET Core」「Microsoft Windows Codecs Library」「Microsoft Dynamics」などの脆弱性についても修正を実施した。
最大深刻度については、4段階中もっとも高い「緊急」とされる脆弱性が17件。次いで2番目に高い「重要」とレーティングされた脆弱性が103件にのぼっている。
脆弱性によって影響は異なるが、33件の脆弱性に関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがあるという。また「サービス拒否」「権限の昇格」「情報漏洩」「なりすまし」といった問題へ対処した。
(Security NEXT - 2020/08/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ASUS製ルータに認証回避の脆弱性 - アップデートの実施を
監視ソフト「WhatsUp Gold」に脆弱性 - アップデートで修正
Atlassian、前月更新で「Jira」など4製品の脆弱性を修正
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Active! mail」に深刻な脆弱性、すでに悪用も - 侵害確認方法を調査中
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
Dell「PowerScale OneFS」に深刻な脆弱性 - 乗っ取りリスクも
リモートアクセス製品「SonicWall SMA100」の既知脆弱性が標的に
「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Omnissa UAG」にCORSバイパスの脆弱性 - アップデートを公開