Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「EC-CUBE」にディレクトリトラバーサルの脆弱性 - アップデートが公開

eコマースシステム「EC-CUBE」にディレクトリトラバーサルの脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートが提供されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同4.0.3」「同3.0.18」および以前のバージョンに「ディレクトリトラバーサル」の脆弱性「CVE-2020-5590」が明らかとなったもの。

同脆弱性を悪用するには、管理画面へログインする権限が必要となるが、同じサーバ内にある任意のファイルやディレクトリを削除されるおそれがあるという。共通脆弱性評価システムであるCVSSv3のベーススコアは「4.3」。

イーシーキューブでは、周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ同脆弱性を報告。調整を経て同社は「同4系統」向けにアップデート、「同3系統」向けにパッチをリリースした。

(Security NEXT - 2020/06/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正
「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応