Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

RAWファイルをDNG形式へ変換するSDKに深刻な脆弱性

デジタルカメラの「Rawファイル」をDNG形式に変換するための機能を提供する「Adobe DNG Software Development Kit(SDK)」に複数の脆弱性が明らかとなった。

同SDKのWindows版において12件の脆弱性が明らかとなったもの。ヒープオーバーフローの脆弱性4件については、重要度が3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

また1段階低い「重要(Important)」とされる域外メモリの読み込みの脆弱性8件も明らかとなった。いずれも悪用は確認されていない。

同社は、「Windows」「macOS」向けに脆弱性を解消した「同1.5.1」をリリース。適用優先度については、3段階中もっとも低い「3」としており、任意のタイミングで更新するよう求めている。

CVE-2020-9589
CVE-2020-9590
CVE-2020-9620
CVE-2020-9621
CVE-2020-9622
CVE-2020-9623
CVE-2020-9624
CVE-2020-9625
CVE-2020-9626
CVE-2020-9627
CVE-2020-9628
CVE-2020-9629

(Security NEXT - 2020/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を
「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇