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Arubaの認証基盤「ClearPass Policy Manager」に深刻な脆弱性

Hewlett Packard Enterprise傘下のAruba Networksが提供する認証基盤システム「ClearPass Policy Manager」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。深刻なものも含まれる。

同製品は、有線や無線、VPNをはじめ、アクセス制御などを行うマルチベンダーに対応した認証プラットフォーム。「CVE-2020-7114」をはじめ、4件の脆弱性が明らかとなった。

今回明らかとなった脆弱性のうち、重要度が「クリティカル(Critical)」とされる「CVE-2020-7114」は、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」とレーティングされている。

管理インタフェースと同じネットワークセグメントより悪用が可能となる脆弱性で、細工したパケットにより、同製品のデータベースを改ざんされるおそれがある。

(Security NEXT - 2020/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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