「Chrome 81.0.4044.92」が公開に - セキュリティ関連で32件の修正
ブラウザ「Chrome」の開発チームは、「Windows」「macOS」「Linux」向けに最新版となる「同81.0.4044.92」をリリースした。
今回のアップデートでは、機能強化のほか、32件のセキュリティに関する修正を実施。CVEベースでは23件の脆弱性へ対処したことを明らかにしている。
今回のアップデートに、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性の修正は含まれていないが、3件については重要度がついで高い「高(High)」とレーティングされている。
具体的には、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-6454」や域外のメモリを読み込む「CVE-2020-6423」に対処した。
さらに1段階低い「中(Moderate)」とされる脆弱性8件や、「低(Low)」の脆弱性12件についてもあわせて解消している。
今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2020-6423
CVE-2020-6430
CVE-2020-6431
CVE-2020-6432
CVE-2020-6433
CVE-2020-6434
CVE-2020-6435
CVE-2020-6436
CVE-2020-6437
CVE-2020-6438
CVE-2020-6439
CVE-2020-6440
CVE-2020-6441
CVE-2020-6442
CVE-2020-6443
CVE-2020-6444
CVE-2020-6445
CVE-2020-6446
CVE-2020-6447
CVE-2020-6448
CVE-2020-6454
CVE-2020-6455
CVE-2020-6456
(Security NEXT - 2020/04/08 )
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