Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オムロンの「PLC」にサービス拒否の脆弱性

オムロンの制御システム「PLC CJシリーズ」にサービス拒否に陥るおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

「プログラマブルコントローラー(PLC)」である「PLC CJシリーズ」のCPUユニットにサービス拒否の脆弱性「CVE-2020-6986」が含まれていることが明らかとなったもの。

細工されたFINSパケットによってリソースが枯渇し、サービス拒否の状態に陥るおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「7.5」。

脆弱性の判明を受け、同社はファイアウォールによってFINSプロトコルで利用する9600番ポートへのアクセスを制限するなど、緩和策の実施を利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/03/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を