Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Illustrator CC」に複数の深刻な脆弱性

Adobe Systemsは、複数の深刻な脆弱性を修正した「Adobe Illustrator CC」のセキュリティアップデートを公開した。

今回のアップデートは、コードを実行されるおそれがあるメモリ破壊の脆弱性「CVE-2020-3710」「CVE-2020-3711」「CVE-2020-3712」「CVE-2020-3713」「CVE-2020-3714」へ対処したもの。

脆弱性の重要度は3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。いずれもFortinetの研究者より報告を受けた脆弱性で、悪用は確認されていない。

同社は「Adobe Illustrator CC 2019」の最新版となる「同24.0.2」をリリースし、これら脆弱性を解消。適用優先度については、3段階中もっとも低い「3」としており、任意のタイミングでアップデートを実施するよう求めている。

(Security NEXT - 2020/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起