Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

企業説明会の登録学生情報が閲覧可能に - 山梨県

山梨県情報通信業協会は、山梨県と共催した企業ガイダンスにエントリーした学生の個人情報が、インターネット上で閲覧できる状態だったことを明らかにした。

同協会によれば、学生エントリーシステムに登録されたデータが、2019年3月から同年10月31日にかけて、外部からアクセスできる状態となっていたもの。

閲覧可能だったのは、同システムの利用を開始した2012年3月以降に登録された学生の個人情報506件。氏名や住所、電話番号、性別、学校名、学部、学科、メールアドレス、卒業見込み年度などが含まれる。

2019年10月23日に同協会の会員より連絡があり、検索エンジンに同システムの管理画面が登録され、学生のデータを閲覧できる状態となっていることが判明。同月31日にサイトを閉鎖し、システム上のデータを削除した。

データベースの管理などに問題があったなどとして、同協会では詳細な原因について調査を進めている。直近30日のログにアクセス履歴は残っていなかったが、それ以前の履歴についても調べる方針。対象となる学生や学校には、経緯の説明を行うとしている。

同協会では、企業ガイダンスについては今後も開催するとしているが、事前エントリーを廃止し、開催当日に参加証へ記入する方式へ変更する。

(Security NEXT - 2020/01/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

採用試験受験者宛の通知メールを誤送信 - 北九州市
ぴあチケットリセールサイトでキャッシュ設定ミス - 個人情報を誤表示
公開ファイルの個人情報非開示処理でミス - 階上町
供覧で業務資料が所在不明に、誤廃棄か - 沖縄県
共同利用の顧客情報管理システムに不備 - 東北電力ネットワーク
クラウドのファイル権限に設定ミス、URL指定でアクセス可能 - コスモ石油マーケ
「学校給食センター見学試食会」の案内メールで誤送信 - 東大和市
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 鎌倉市
委託先事業者がメールを誤送信、メアド流出 - 栃木県
Googleグループ57件が公開設定、個人情報が外部閲覧状態に - ダイソー