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患者情報含むUSBメモリ紛失、拾得 - 島根大付属病院

島根大学医学部付属病院の医師が、患者情報を保存した私物のUSBメモリを一時紛失していたことがわかった。電子カルテのデータは私物のUSBメモリに複製できないしくみだったが、自らデータを入力して持ち出していたという。

同大によれば、7月27日に開催された研究会で医師がスライドを試写した際、個人情報など含む私物のUSBメモリを紛失したもの。USBメモリ内のデータは、個人が特定できる状態でパスワードなども設定されていなかった。

USBメモリを所有する医師が、同院の別の医師に手渡し、試写が行われたが、その後所在がわからなくなっていたという。試写を行った医師はUSBメモリを返却したと思っていたが、研究会終了後にUSBメモリを所有する医師から返却するよう求められ、紛失に気が付いた。

両医師は、警察などに届けず、上長にも報告していなかったが、9月5日になってUSBメモリの所有者である医師に対し、拾得者から連絡があったことから担当教授へ報告。問題が明らかとなった。同院では9月14日にUSBメモリを回収。拾得者にデータをコピーしたり、外部へ漏洩していないことを確認したとしている。

(Security NEXT - 2019/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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