Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

三菱製シーケンサのCPUユニットにDoS脆弱性

三菱電機の「MELSEC-QシリーズCPUユニット」「MELSEC-LシリーズCPUユニット」にサービス拒否に陥る脆弱性が明らかとなった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、両製品の「FTPサーバ機能」においてリソースが枯渇する脆弱性「CVE-2019-13555」が明らかとなったもの。

脆弱性を悪用されると、「FTPサーバ機能」がサービス拒否に陥るおそれがある。今回の脆弱性が影響を受けるのは同機能のみとしている。

同脆弱性は、周知のために三菱電機がJPCERTコーディネーションセンターへ報告。同社は特定シリアル番号以降の製品に対し、FTP接続を自動的に切断する機能を追加した。

また脆弱性の緩和策として、ファイアウォールなどにより信頼できないFTP接続を遮断するといった対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を