Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」ゼロデイ脆弱性、水飲み場攻撃「WizardOpium作戦」に悪用

同社は、脆弱性が悪用された攻撃キャンペーンを「WizardOpium作戦」と命名。攻撃対象の選別に利用するプロファイルは、別の攻撃キャンペーン「DarkHotel」で利用されたものとほぼ一致していた。

また一連の攻撃には、北朝鮮の「Lazarus」に関連するコードが若干含まれていた。しかし、偽装である可能性が高く、現段階で同グループとの関係性は薄いと見ており、既知の攻撃グループとの関係を示すものは見つかっていないという。

Kasperskyは、今回明らかとなった「Use After Free」の脆弱性は、リモートよりコードを実行させるために悪用される可能性があると指摘。「Chrome」の利用者に対して早急に最新版へ更新するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性