法人向け「ウイルスバスター」に脆弱性 - すでに悪用も
トレンドマイクロの法人向けセキュリティ対策製品「ウイルスバスターコーポレートエディション」に脆弱性が含まれていることがわかった。すでに悪用も確認されているという。
同製品のサーバへアップロードした「zipファイル」を特定のフォルダ配下に展開し、任意のファイルが実行可能となる「ディレクトリトラバーサル」の脆弱性「CVE-2019-18187」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用するには管理コンソールへのアクセス権限が必要となる。
「同XG SP1」「同XG」「同11 SP1」に影響があり、共通脆弱性評価システムである「CVSSv3」のスコアは「8.2」、重要度は「高」とレーティングされている。
すでに同脆弱性の悪用が確認されており、同社はクリティカルパッチを適用し、最新の状態へアップデートするよう利用者へ注意を喚起した。また周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ報告しており、JVNなどを通じても注意が呼びかけられている。
(Security NEXT - 2019/10/28 )
ツイート
PR
関連記事
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
