Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Visual Studio Code」に権限昇格の脆弱性 - 修正を実施

無料で利用できるオープンソースのコードエディタ「Visual Studio Code」に権限の昇格が可能となる脆弱性が含まれていることがわかった。

拡張ホストがデフォルトでデバッグモードにより起動され、リモートデバッガーがローカルに公開されて権限の昇格が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2019-1414」が明らかになったもの。

ポートはランダムで設定され、悪用するにはリッスンしているポートをローカルの攻撃者が特定する必要がある。深刻度は4段階中2番目にあたる「重要」とレーティングした。

10月11日に公開された「同1.39.1」でデバッグポートを明示的に有効化するよう変更することで対処。GitHubでは、さらにバグの修正など行った「同1.39.2」が現在公開されている。

(Security NEXT - 2019/10/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ