Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「vBulletin」に複数脆弱性、パッチが公開 - 前回より2週間弱で

フォーラム構築ソフト「vBulletin」に複数の脆弱性が明らかとなった。9月下旬に修正された「CVE-2019-16759」とは異なる脆弱性となり、注意が必要だ。

複数のAPIが影響を受けるSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2019-17271」や、PHPコードのインジェクションが可能となる脆弱性「CVE-2019-17132」が明らかとなったもの。

「CVE-2019-17132」に関しては、デフォルトでオフとなっているカスタムアバターをファイルで保存するオプションを有効化している場合に影響を受けるという。

いずれの脆弱性もセキュリティ研究者であるEgidio Romano氏が発見。9月30日に「vBulletin」の開発元であるMH Sub Iに報告したという。

報告を受けた同社では、脆弱性を修正したセキュリティパッチ「同5.5.4 Patch Level 2」「同5.5.3 Patch Level 2」「同5.5.2 Patch Level 2」を米時間10月7日にリリースした。

(Security NEXT - 2019/10/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響
Drupal向け「OAuth」サーバモジュールに認可バイパスの脆弱性
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
バッファロー製ルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に脆弱性 - ファームウェアの更新を
「GNU Libmicrohttpd」に複数脆弱性 - 実験的コンポーネントに起因
JetBrains「YouTrack」に複数の脆弱性 - トークン漏洩のおそれも
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Elasticのエンドポイント対策「Elastic Defend」に脆弱性 - 修正版を提供
「NVIDIA App」インストーラに脆弱性 - 権限昇格のおそれ
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を