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GDPRの認知度は85.5% - 「対策済み」半数届かず

EUでビジネスを行う企業の「EU一般データ保護規則(GDPR)」の認知度は、9割近くにのぼるものの、対策済みとする企業は半数に届かなかった。

IDC Japanが、4月に国内ユーザー企業829社を対象に調査を実施、結果を取りまとめたもの。

EUでビジネスを展開する企業において、GDPRの認知度は85.5%だった。一方対策済みとする回答は47.3%にとどまる。具体的な計画があるとの回答を含めた場合は約85%となった。施行前に実施した前回調査からは約38ポイント増となった。

GDPRに対する重点的な投資項目を見ると、EUでビジネスを行っている企業では「アプリケーションの特定(57.4%)」と「データの評価と分類(50.4%)」が半数を超えており、ビジネスを行っていない企業との差が大きかった。

(Security NEXT - 2019/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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