Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

旧OMCカードの顧客情報約2万6000件を委託先が一時紛失 - セディナ

クレジットカード大手のセディナは、合併前の旧オーエムシーカードの顧客情報が保存されたUSBメモリを、委託先従業員が一時紛失したことを明らかにした。

同社とチューリッヒ・インシュアランス・カンパニーが、保険の営業業務を委託しているトランスコスモスにおいて、従業員が顧客情報を記録したUSBメモリを紛失したもの。

5月12日深夜、従業員が自宅で業務シフトなどを決めるため、USBメモリへデータをコピーしたが、個人情報も同一のフォルダ内に保存されていたことから一緒に持ち出され、帰宅途中の駅で紛失したという。

USBメモリはその後第三者が拾得し、内部にセディナの会員情報が入っていたことから翌12日に同社へ連絡、紛失が発覚した。USBメモリは同日中に回収されている。

問題のUSBメモリには、チューリッヒ保険の既契約者情報16483件を含む旧オーエムシーカードの会員2万6481件人の個人情報が記録されていた。氏名、住所、電話番号など含まれるが、カード番号は含まれていない。

トランスコスモスでは、紛失から拾得までの時間が短かったことなどを理由にデータが外部へ流出した可能性はないと説明。また対象となる顧客に対しては、セディナが事情の説明や謝罪する書面を送付する。

(Security NEXT - 2009/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

児童相談所で児童の住民票が所在不明に - 福岡県
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
県営住宅入居者の個人情報含む書類、強風で飛散 - 愛知県
重度心身障害者の助成金請求書類を紛失、支給に影響なし - さいたま市
市内小学校で児童指導要録抄本が所在不明に - 川崎市
水道メーター取替業務の一部伝票が所在不明に - 門真市
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
研究室外に置いた廃棄予定パソコン3台が所在不明に - 日工大