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車両制御アプリに脆弱性 - リモートより制御奪われるおそれ

脆弱性を悪用されると、攻撃対象のテレマティクスユニットにリモートよりコマンドを送信したり、データを取得することが可能となるほか、車両の位置情報を取得したり、ロックを解除するなど、車両が物理的にアクセスされるおそれもある。

「iOS」「Android」いずれのプラットフォームも影響があり、管理用の認証情報を削除した最新版がそれぞれ提供されている。また管理用の認証情報についても無効化された。

CERT/CCによれば、同システムはOEMにより供給されており、「Carlink」「Linkr」「Visions MyCar」「MyCar Kia」といったブランドでも展開されており、同じくアップデートが提供されているという。

今回の脆弱性について開発者は、アップデートが提供されるまでの期間に、プライバシー侵害をはじめ、悪用の報告は受けていないとしている。

(Security NEXT - 2019/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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