Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

約27億レコードのアカウントデータ群、2000万件超が国内からか - 新規データも多数内包

IDやパスワードといったアカウント情報を含む「Collection#1」と呼ばれるファイル群がインターネット上で見つかり、約2002万レコードは国内サイトなどから流出したと見られるデータであることがわかった。

流出アカウントに詳しいセキュリティ専門家のTroy Hunt氏が、「Collection#1」と呼ばれる約26億9281万レコード、ユニークなメールアドレス数としては約7億7290万件を含むファイル群を確認したことを1月に明らかにしているが、同ファイル群が国内に及ぼす影響についてソリトンシステムズが調査し、結果を取りまとめたもの。

これらデータは1万2400超のファイルで構成。末尾に「.jp」を含むファイルなど、日本が関連すると見られるレコードを同社が調べたところ、全体の0.7%にあたる約2002万レコードを確認した。

同社はこれまでも流出ファイルについて調査を行っているが、約2002万レコードに含まれる約803万件のアカウント情報は、今回あらたに確認されたものだという。

国内42サイトが関連すると見られるが、このうち6サイトは、今回あらたに被害の可能性が浮上した。同社では被害に遭ったと見られるサイトに対して通報し、注意喚起の連絡を行うとしている。

(Security NEXT - 2019/02/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ