Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Linuxの「systemd」に複数脆弱性 - アップデートを

いずれも「実証コード(PoC)」で動作を確認。大きなデータのコマンドライン引数を渡すことでクラッシュが生じる「CVE-2018-16864」は、「i386環境」で制御を奪うことが可能だとしている。

のこる2件の脆弱性についても、「i386環境」で約10分、「amd64環境」で約70分ほどでroot権限のシェルを奪うことができるという。

ただし、「GCC」の「fstack-clash-protection」を用いてコンパイルされた「SUSE Linux Enterprise 15」「openSUSE Leap 15.0」「Fedora 29」「同28」は脆弱性を悪用できないとしている。

各ディストリビューションでは、脆弱性の報告を受けてアップデートの提供を開始。Qualysでは、近くエクスプロイトを公表し、詳細について明らかにする予定。

(Security NEXT - 2019/01/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意