Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windows版「Evernote」にリモートよりコマンド実行が可能となる脆弱性

「Evernote for Windows」に脆弱性が存在し、細工されたノートをプレゼンテーションモードで開くとコマンドを実行されるおそれがあることがわかった。修正版がリリースされている。

「Evernote for Windows 6.15」のプレゼンテーションモードに、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2018-18524」が含まれていることが明らかとなったもの。Knownsecのセキュリティ研究者が報告した。

同研究者によれば、「同6.14」においてクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が判明し、その後修正版としてリリースされた「同6.15」について調査したところ、あらたな脆弱性を確認したという。

「NodeWebKit」を用いたコードを埋め込み、細工したノートを攻撃対象となるユーザーと共有してプレゼンテーションモードで開かせることで、脆弱性を悪用し、任意のファイルを読み込ませたり、コマンドを実行させることが可能となる。

Evernoteでは、10月15日に公開された「Evernote For Windows 6.16.1 beta」にて修正を実施。さらに11月5日に「Evernote for Windows 6.16.4」がリリースされたことを受け、同研究者は今回脆弱性について公表した。

(Security NEXT - 2018/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加
「SonicWall GMS」に認証回避など複数の脆弱性 - アップデートが公開
4月のMS月例パッチで修正された脆弱性が攻撃の標的に - 米当局が注意喚起
Google、脆弱性2件を修正した「Chrome」のアップデートを公開
「ArubaOS」に深刻な脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
AIアプリの構築に活用される「BentoML」に深刻な脆弱性
「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消