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国内最大級のCTF「SECCON 2018」が開催 - 予選は10月、決勝は12月に

今回、国際、国内大会の同時開催を実現するため、より大きいキャパシティを持つ「AKIBA SQUARE 秋葉原コンベンションホール」に会場を移した。また開催時期についても、学生の試験期間や、社会人の年度末、海外の旧正月など、参加者の忙しい時期を避けたことから12月に決定した。

SECCONの問題傾向として、コンピューターサイエンスの知識を問う点も特徴のひとつとなっている。今年も同様の傾向となる可能性が高い。

同分野を扱うことについて、実行委員会の事務局長を務める園田道夫氏は、「他CTFにはない特徴で、特に海外から評価を得ている」と説明。「コンピュータサイエンスの分野に目を向けてもらいたい想いもある。世界で活躍するチームは、バックグラウンドにコンピュータサイエンスの知識を持っているが、国内のチームはまだ目が向いていない。問題の傾向により示唆しているところもある(園田氏)」。

また実行委員会では、従来に引き続き、初心者向けの「SECCON Beginners 2018」や女性向けの「CTF for GIRLS 2018」などを展開し、幅広い層にCTFの浸透を図りたい考えだ。

実行委員長の花田智洋氏は、「SECCONへの期待が高まっている。問題作成やインフラ面など、広く協力を得ながらより良いものを作り上げていきたい」と説明。ゲームやアニメなども入り口に、これまでセキュリティに興味を持っていなかった層にもアピールするなど、CTF人口のボトムアップを進めつつ、全体のレベルアップを目指したいと話した。

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SECCON 2018開催スケジュール

(Security NEXT - 2018/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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