セキュリティ質問の再設定に見せかけて情報詐取 - 偽Appleに注意
Appleを装い、Apple IDのアカウント情報やクレジットカード情報など、個人情報を根こそぎだまし取ろうとするフィッシング攻撃が発生している。

誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)
注意喚起を行ったフィッシング対策協議会によれば、今回確認された手口では、「Apple IDのセキュリティ質問を再設定してください」といった件名のフィッシングメールを送信。iCloudへのサインインにApple IDが使用されたなどと本文で説明し、偽サイトへ誘導する。
アクセスが行われた環境などとして、まったく関係ないOSやブラウザ、IPアドレスなどを記載。ソーシャルエンジニアリングにより、不正アクセスが行われたように見せかけ、不安を煽っていた。
誘導先のフィッシングサイトでは、「アカウントの個人情報とセキュリティ情報をすべて確認します」などと記載。氏名や生年月日、住所、電話番号、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコード、さらにセキュリティ質問などを入力させようとしていた。
今回確認された3件のフィッシングサイトはいずれもアクセスできない状態となっているが、再度稼働したり、類似した攻撃が展開されるおそれもあるとして、フィッシング対策協議会では注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/02/19 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生
Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
教職員に多数の標的型攻撃メール、アカウント詐取被害 - 大体大
「au PAY」装うフィッシング - ポイントプレゼントなどと誘惑
プレゼント装うフィッシング詐欺 - 本人確認と称してクレカ情報詐取
貸金庫取引を装った詐欺メールに注意喚起 - 三菱UFJ銀
「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局
「レイク」「オリックス」の偽メールに注意 - 狙われる消費者金融ブランド