「静岡からアクセスあった」とだます偽Appleに注意
「Apple」を装うフィッシング攻撃が再び発生している。無関係のIPアドレスなどを記載し、実際にアクセスがあったかのように装っていた。

誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)
注意喚起を行ったフィッシング対策協議会によれば、今回確認されたフィッシングメールは、「あなたのApple IDのセキュリティ質問を再設定してください」との件名で送信されていた。
フィッシングメールの本文では、「Apple ID」が「iCloud」のログインに利用されたなどと説明。
静岡を発信元などとする無関係のIPアドレスやブラウザ、OSなど具体的な情報を記載することで、第三者からのアクセスが行われたかのように装い、不安を煽って偽サイトへ誘導していた。
誘導先のフィッシングサイトでは、「Apple ID」や「パスワード」のほか、氏名や住所、電話番号、セキュリティの質問や応え、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードなどを詐取する。
1月23日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。
フィッシング攻撃でAppleのアカウント情報を狙うケースは後を絶たず、12月に同協議会へ報告されたフィッシング攻撃の約6割を占めている。同協議会でも、類似したフィッシング攻撃へ注意するよう呼びかけるとともに、情報提供を呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/01/23 )
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