Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

445番ポートへのパケットを継続して観測、「WannaCrypt」の影響収束せず

同問題の解決にあたり同センターでは、攻撃者が試行した複数のログインアカウント情報をもとに、複数ネットワーク機器への影響を調査。同ルータへログインして任意のコードを実行でき、脆弱性が存在することを確認した。

同脆弱性の修正にあたっては、すでに調整が完了しており、脆弱性情報を公開。アップデートの呼びかけとともにパケットは減少したという。引き続きパケットが送信されている端末に対しても、通信事業者経由で対応を呼びかけている。

また、「445番ポート」へのパケットも継続して観測。ランサムウェア「WannaCrypt」が探索のために発信したパケットなども含まれる。実際に同センターがパケットの発信元へマルウェアの感染状況について確認を求めたところ、一部から同マルウェアが見つかった。

「WannaCrypt」の一部亜種は、ファイルの暗号化や脅迫画面を表示しないため、感染へ気が付いていないケースがあると同センターでは指摘。国内から同パケットのあらたに送信元となるケースも確認されており、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/11/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
先週注目された記事(2025年4月13日〜2025年4月19日)
ランサムウェアへの対処を学ぶカードゲーム - JC3が無償公開
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年3月2日〜2025年3月8日)
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
先週注目された記事(2025年2月23日〜2025年3月1日)
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
ランサム攻撃グループ「8Base」関係者が逮捕 - 400社以上が標的