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「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - 「IE」や「Edge」同梱版は早急に更新を

Adobe Systemsは、2件の深刻な脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートをリリースした。特に「IE」や「Edge」では早期に更新するよう呼びかけている。

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影響を受ける「Adobe Flash Player」のバージョン(表:Adobe Systems)

今回のアップデートは、リモートよりコードを実行されるおそれがあるメモリ破壊の脆弱性「CVE-2017-11281」および「CVE-2017-11282」へ対処したもの。

重要度は、いずれも3段階中もっとも深刻とされる「クリティカル(Critical)」にレーティングされている。

同社は、各プラットフォーム向けにこれら脆弱性を解消する最新版「同27.0.0.130」を用意した。

適用優先度を見ると、「Microsoft Edge」および「Internet Explorer 11」の同梱版が、3段階中もっとも高い「1」と指定されており、72時間以内にできるだけ早くアップデートするよう、推奨されている。

「Chrome」の同梱版およびランタイム版は、30日以内のアップデートが目安とされる1段階低い「2」とした。Linux版は3段階中もっとも低い「3」としており、任意のタイミングでアップデートするよう求めている。

(Security NEXT - 2017/09/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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