Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートがリリース - 深刻な脆弱性へ対応

Adobe Systemsは、2件の脆弱性へ対応した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートをリリースした。72時間以内を目安に更新するよう呼びかけている。

20170809_as_001.jpg
今回のアップデートにより脆弱性2件へ対応した(画像:Adobe Systems)

今回のアップデートは、型の取り違えにより、コードをリモートより実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2017-3106」へ対応したもの。重要度は、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」に指定されている。

また深刻度が1段階低い「重要(Important)」の脆弱性「CVE-2017-3085」を修正。同脆弱性が悪用されると、セキュリティ機能をバイパスされ、情報漏洩が生じるおそれがある。

同社はこれら2件の脆弱性へ対応した最新版となる「同26.0.0.151」を公開。「Linux版」を除き、ブラウザ同梱版を含めて適用優先度を3段階中もっとも高い「1」とレーティングしており、72時間以内の更新を推奨。「Linux版」に関してはもっとも低い「3」とし、任意のタイミングで更新するよう求めている。

なお、「Adobe Flash Player」については、Adobe Systemsが2020年末にサポートを終了することを表明している。

(Security NEXT - 2017/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「Mac」の脆弱性を修正 - 標的型攻撃に悪用か
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開