「iTunesの支払キャンセル」で偽サイトへ誘導するフィッシング - HTMLファイルを添付
「Apple」を装って「Apple ID」のアカウント情報を窃取しようとするフィッシング攻撃が確認された。添付のHTMLファイルから、フィッシングサイトへ誘導するという。

フィッシングに利用されたHTMLファイル(画像:フィ対協)
同社を装ったフィッシング攻撃はたびたび発生しており、フィッシング対策協議会による注意喚起は今月2度目。
同協議会によれば、問題のフィッシングメールは「再:購入の通知」という件名で流通しているという。
メールの本文には、Apple Payにより商品が購入されたかのように見せかけ、キャンセルには手続きが必要などとして、「請求書」として添付されたファイルから手続きを行うよう求めていた。
添付ファイルは本文に「pdf」と記載されているが、実際はHTMLファイルで、「この購入をキャンセルするにはこちらをクリックしてください」と書かれたリンクからフィッシングサイトへ誘導。Apple IDのアカウント情報をだまし取ろうとする。
誘導先のフィッシングサイトは、URLベースで2件が確認されているが、そのうち1件はHTTPSによる暗号化通信へ対応していた。
同協議会では、7月13日の段階でフィッシングサイトが稼働していることを確認しており、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃へ注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/07/14 )
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