Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例セキュリティ更新をリリース - 脆弱性54件を解消

マイクロソフトは、7月の月例セキュリティ更新を公開した。「Adobe Flash Player」の脆弱性を除き、CVEベースで54件の脆弱性を修正している。

今回のアップデートは、「Windows」や同社ブラウザの「Internet Explorer」「Microsoft Edge」のほか、「Office」「.NET Framework」「Exchange Server」における脆弱性を解消するプログラム。同日公開された「Adobe Flash Player」の脆弱性にも対処した。

脆弱性によって影響は異なるが、リモートよりコードを実行されるおそれがあるほか、サービス拒否、権限の昇格、情報漏洩、セキュリティ機能のバイパスなどが生じるおそれがあるという。

脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」の脆弱性19件や、深刻度が次に高い「重要」32件が含まれており、同社では、できるだけ早くセキュリティ更新を適用するよう利用者へ呼びかけている。

お詫びと訂正:本記事初出時の記載について、脆弱性の件数に誤りがあり修正いたしました。ご迷惑をおかけした読者、関係者のみなさまにお詫びし、訂正いたします。

(Security NEXT - 2017/07/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正