Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「LINE」装うフィッシング攻撃に注意 - 複数サイトが確認される

SNSサービス「LINE」を装ったフィッシング攻撃が発生している。誘導先のフィッシングサイトは7月3日の時点で稼働が確認されており、フィッシング対策協議会では注意を呼びかけている。

20170703_ap_001.jpg
誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)

今回確認された攻撃では、「LINE変更」といった件名のメールを送信。本文で「アカウントの変更申請のメールを受け取った」などと不安を煽り、申請していない場合は解除が必要として偽サイトへ誘導、アカウント情報をだまし取ろうとする。

メールの本文には「LINE Corporation」をそのまま訳したと見られる「ライン会社」といった記載や、「リンクはずっと無応答です」など、一部不自然な言い回しも見られた。

誘導先としてすでに6件のURLが報告されており、7月3日の時点でフィッシングサイトは稼働していることが確認されていることから同協議会は閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。

同協議会では、誤ってメールアドレスやパスワードといったアカウント情報を送信しないよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
フィッシング契機に第三者が端末操作、個人情報流出か - 共立メンテナンス
フィッシングURLは約3割減 - ブランドの悪用被害が増加
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
「ローチケ」装うフィッシング攻撃 - 当選通知など偽装
「ChatGPT」のフィッシング攻撃 - アカウント停止と不安煽る
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
「ブラックフライデー」狙いのドメイン取得増加 - 偽通販サイトに警戒を