Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」にエラーページが改ざんされる脆弱性 - 修正版がリリース

「Apache Tomcat」において、カスタムエラーページを改ざんされるおそれがある脆弱性が含まれていることが明らかになった。アップデートがリリースされている。

同ソフトウェアにおいて、セキュリティ機能をバイパスされる脆弱性「CVE-2017-5664」があらたに判明したもの。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」。

開発チームによれば、デフォルトサーブレットに書き込みの権限が与えられている場合、細工されたHTTPリクエストを受けると、カスタムエラーページが削除されたり、上書きされるおそれがあるという。

開発グループでは、脆弱性を修正した「同 9.0.0.M21」「同8.5.15」「同8.0.44」「同7.0.78」をリリース。セキュリティ機関とともにアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/06/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Chrome」にアップデート - 5件のセキュリティ修正
「Firefox 143」を公開 - 脆弱性11件を解消
Wondershareのファイル修復ソフトに脆弱性 - パッチ提供状況は不明
UTM製品「WatchGuard Firebox」のVPN機能に深刻な脆弱性
「Spring Framework」「Spring Security」に認可回避の脆弱性
「NVIDIA Triton」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
最新OS「iOS/iPadOS 26」公開 - 旧OSではゼロデイ脆弱性を解消
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性