Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「鍵マーク」表示される偽Amazonに注意 - Googleの短縮URLで誘導

「Amazon」の利用者を狙ったフィッシング攻撃が発生しているとして、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけた。フィッシングサイトは、正規サイトを改ざんして設置したものと見られ、SSL証明書により接続時にブラウザ上で「鍵マーク」が表示される。

20170131_ap_003.jpg
偽サイトの遷移先ページ。カード情報や個人情報の入力を促す

今回確認されたフィッシング攻撃では、メールで「ログイン認証をリセットする必要がある」などと説明。

本文では、「カードの期限切れ」や「請求先住所が変更されている可能性がある」などとだまし、フィッシングサイトへ誘導していた。

フィッシング攻撃では、「HTMLメール」などを用いて実際にアクセスするURLを隠ぺいするケースが多いが、今回のケースでは、Googleの短縮URLサービスを用いて誘導。クリックできない場合は、URLをブラウザのアドレスバーへ直接コピーするよう求めていた。

誘導先の偽サイトは、Amazonのログインページを模倣。メールアドレスとパスワードを詐取した上、遷移先のページで氏名や住所、電話番号のほか、クレジットカード番号やセキュリティコード、有効期限などをだまし取る。

(Security NEXT - 2017/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
ドメインやホスティングが停止すると不安煽るフィッシングに警戒を
「りそな銀行」かたるフィッシング攻撃の報告が増加
国税庁装うフィッシング攻撃の報告が増加 - 滞納で差押えなどと不安煽る
「イオンカード」装うフィッシング - 利用明細や取引制限など偽装
フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
「東京ガス」装うフィッシング - 「対応しないと供給停止」と不安煽る
水道局を装う偽メールに注意 - 「未払料金ある」と誘導
「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング