Intel Securityの「VSEL」に10件の脆弱性 - 「ENSL」へアップグレードを
Intel Securityの「VirusScan Enterprise for Linux(LinuxShield)」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。
「同2.0.3」および以前のバージョンに、CVEベースで10件の脆弱性が含まれていることが判明したもの。
今回明らかとなった脆弱性のうち、重要度が4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とされる脆弱性は「CVE-2016-8020」「CVE-2016-8022」「CVE-2016-8023」「CVE-2016-8024」の4件。認証のバイパスやコードインジェクション、HTTPレスポンス分割などのおそれがある。
4件以外の脆弱性は、いずれも1段階重要度が低い「中(Medium)」。クロスサイトスクリプティング(XSS)やクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)など含まれる。
同社では、今回の脆弱性に関して「Endpoint Security for Linux 10.2」で修正したとしており、「VSEL」より「ENSL」へアップグレードするよう推奨している。
今回修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2016-8016
CVE-2016-8017
CVE-2016-8018
CVE-2016-8019
CVE-2016-8020
CVE-2016-8021
CVE-2016-8022
CVE-2016-8023
CVE-2016-8024
CVE-2016-8025
(Security NEXT - 2016/12/13 )
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