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アイ・オー製ネットワークカメラ2機種に複数の脆弱性

アイ・オー・データ機器のネットワークカメラに、複数の脆弱性が含まれていることが判明した。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、脆弱性が明らかとなったのは、「TS-WRLP」「TS‒WRLA」の2機種。バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2016-7820」や、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2016-7819」が含まれているという。ただし、脆弱性の悪用には製品へログインする必要がある。

同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの塚本泰三氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。アイ・オー・データ機器では脆弱性を修正したファームウェア「バージョン1.02.03」を公開しており、同社やセキュリティ機関ではアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/11/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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