Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」のアップデートがまもなくリリース - セキュリティ関連で21件の修正

米GoogleのChromeチームは、安定版となる「Chrome 54.0.2840.59」を近日中にリリースすることをアナウンスした。

同アップデートは、「Windows」「Mac」「Linux」向けに提供している「Chrome」の更新で、セキュリティに関する21件の修正を行った。

今回のアップデートにおける修正で、重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」にレーティングされた脆弱性はなかった。

重要度が高い脆弱性は、4段階中2番目に高い「高(High)」とレーティングされた6件。ユニバーサルクロスサイトスクリプティング(UXSS)の脆弱性「CVE-2016-5181」や、ヒープオーバーフロー「CVE-2016-5182」のほか、使用後のメモリへアクセスする「use after free」や、URLスプーフィングの脆弱性に対処した。

また今回の修正では、脆弱性「CVE-2016-5181」に関しては報告者へ米7500ドル、「CVE-2016-5181」に関しては5500ドルの報奨金が贈られたほか、あわせて約29133ドル70セントが支払われた。

(Security NEXT - 2016/10/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ