東芝製「FlashAir」にインターネット経由でアクセスされる脆弱性
無線LAN機能を備えた東芝製SDHCメモリカード「FlashAir」において、インターネット側からアクセス可能となる脆弱性が含まれていることがわかった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、一部ファームウェアのバージョンにおいて初期設定で利用した場合、インターネット同時接続機能を利用すると、認証なしにインターネット経由で接続可能となる脆弱性「CVE-2016-4863」が存在するという。
製品によって影響を及ぼす内容は異なるが、メモリカード内のデータが取得されたり、ファイルのアップデートや改ざん、スクリプトの実行などのおそれがある。
同脆弱性は、シーソフトの塚田将久氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。脆弱性を回避するには、隠しフォルダ内にある設定ファイルより「FlashAir」の認証を要求するよう設定を変更する必要がある。
(Security NEXT - 2016/09/27 )
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