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「ウイルスバスタークラウド」に検索回避の脆弱性

トレンドマイクロのセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスタークラウド」において、検索対象から回避されるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。修正プログラムが提供されている。

脆弱性が含まれるのは「同8」「同10」。一定条件下でファイルやフォルダに対する検索を回避されるおそれがあるという。同社が外部研究者より報告を受けたもので、悪用は確認されていない。

同社では、修正モジュールを用意。手動で適用できるほか、インターネットへ接続している場合は自動的に適用されるという。また「同11」以降は影響を受けない。

同社は製品利用者へ広く周知するため、JPCERTコーディネーションセンターへ報告。JVNでも情報が公開されている。

(Security NEXT - 2016/09/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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