Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ロードバランサ「FortiWAN」に複数の脆弱性

Fortinetのネットワークロードバランサ「FortiWAN」に、「OSコマンドインジェクション」など複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

「FortiWAN」において、「OSコマンドインジェクション」の脆弱性「CVE-2016-4965」をはじめ、一般ユーザーが管理者になりすましてキャプチャした通信パケットを閲覧できる「CVE-2016-4966」などが判明したもの。

さらにデバイス設定情報のバックアップを取得されるおそれがある「CVE-2016-4967」、「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2016-4969」など、あわせて5件の脆弱性が存在するという。

セキュリティ機関では、「CVE-2016-4966」に関しては「FortiWAN 4.2.5」で修正を確認したものの、他脆弱性の修正状況は明らかになっていないという。

(Security NEXT - 2016/09/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
SWITCHBOT製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
認証管理製品「Devolutions Server」に複数脆弱性 - アップデートを提供
米当局、工場設備向け「ScadaBR」のXSS脆弱性悪用を警告
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数