パスワード変更通知に見せかけた三井住友銀偽うメール - 記載URLはすべてワナ
三井住友銀行を装ったフィッシング攻撃が発生している。アクセスを促すURLの記載に限らず、問い合わせサポートフォームなどを案内するURLも、すべて偽サイトへ誘導するリンクとなっていた。

3カ所でURLを偽装しているフィッシングメール(画像:フィ対協)
今回確認されたフィッシング攻撃は、「パスワードの変更通知」を装うメール。
「心当たりがない場合は盗用された可能性がございます。至急以下のURLをクリックしてください」などと不安を煽り、偽サイトへ誘導。アカウント情報をだまし取る。
フィッシングメールでは、本文中に正規URLが記載されているが、HTMLメールであり、実際は偽サイトへ誘導するリンクとなっていた。さらに問い合わせフォームや利用規約の説明ページのURLを示した記載も、同様に偽サイトに誘導するしくみとなっている。
フィッシング対策協議会によれば、今回確認されたフィッシングサイトはすでに停止しているが、類似した攻撃が発生する可能性もあるとして注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/08/29 )
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