「Cisco Firepower」の管理ツールに深刻な脆弱性
Cisco Systemsが提供するセキュリティ対策製品「Cisco Firepower」の管理ツールに深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートがリリースされている。
「Cisco FirePOWER」の管理ツールである「Cisco Firepower Management Center」や、「FirePOWER」を搭載したファイアウォール「Cisco Adaptive Security Appliance 5500-X with FirePOWERシリーズ」の認証処理に脆弱性「CVE-2016-1457」が明らかとなったもの。
細工したHTTPリクエストを受信すると、リモートよりルート権限でコードを実行されるおそれがある。影響を受けるのは、「同5.4.0」「同5.3.1}「同5.3.0.4」「同5.2.0}「同4.10.3.9」で、同社は重要度を「深刻(Critical)」とレーティングした。
同社は、「同6.0.0」「同5.4.1」「同5.4.0.1」「同5.3.1.2」にて、今回の脆弱性に対応しており、アップデートを検討するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/08/25 )
ツイート
PR
関連記事
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
