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VMwareの複数製品に脆弱性 - アップデートを提供

VMwareの複数製品に脆弱性が存在することが判明した。同社では脆弱性に対処したアップデートの提供を開始している。

「VMware NSX」および「VMware vCNS」に、深刻な脆弱性「CVE-2016-2079」が存在。SSL-VPN利用時に入力内容の検証機能に問題があり、リモートの攻撃者によって情報を取得されるおそれがあるという。

同社は脆弱性の判明を受けて、脆弱性を修正した「NSX 6.2.3」および「同6.1.7」と「vCNS 5.5.4.3」をリリースした。

さらに「VMware vCenter Server」の一部バージョンに、「重要」とされる「反射型クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2015-6931」が存在することが判明。5月末に修正した脆弱性とは異なる脆弱性だという。

同社では修正したアップデート「同5.5 update 2d」「同5.1 update 3d」「同5.0 update 3g」を用意。「同6.0」は影響を受けないとしている。

また上記より重要度は低いものの、「VMware vRealize Log Insight」に、「蓄積型クロスサイトスクリプティング」や「セッションハイジャック」など2件の脆弱性が判明しており、アップデートが提供されている。

(Security NEXT - 2016/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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