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「DXライブラリ」にコード実行の脆弱性 - 利用アプリに影響

Windows向けに提供されているオープンソースの「DXライブラリ」に任意のコードが実行されるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「VisualC++」や「BorlandC++」「Gnu C++」向けに提供されている一部バージョンに、脆弱性「CVE-2016-4819」が存在しているという。細工された文字列を処理すると任意のコードを実行されるおそれがある。

脆弱性が存在するバージョンの同ライブラリを用いて作成されたアプリケーションが影響を受ける。アプリケーションの脆弱性を解消するためには、同ライブラリをアップデートし、再度リビルドが必要。

脆弱性は、奈良先端科学技術大学院大学の北川智也氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2016/06/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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