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「Adobe Analytics」のライブラリに「DOM Based XSS」 - 更新用いてリビルド必要

マーケティングツールとして提供されている「Adobe Analytics」のライブラリに脆弱性が含まれていることがわかった。

同社によれば、Flash用の「AppMeasurementライブラリ」に、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が含まれる「DOM Based XSS」の脆弱性「CVE-2016-1036」が判明したもの。

「同4.0」および以前のバージョンに影響があり、デバック用のトラッキングを有効化している場合に脆弱性を悪用されるおそれがある。ゼロデイ攻撃の報告はないという。

同社では修正版として「同4.0.1」を用意。適用優先度は3段階中2番目の「2」としており、30日以内を目安に、「Adobe Analytics」利用者にアップデートしたライブラリを用いてプロジェクトをリビルドするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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