Cisco ASAシリーズにリモートより攻撃可能な脆弱性
Cisco Systemsのセキュリティアプライアンス「ASA(Adaptive Security Appliance)シリーズ」のソフトウェアに深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。同社やセキュリティ機関ではアップデートを呼びかけている。
今回明らかとなった「CVE-2016-1287」は、同ソフトウェアにおけるVPN接続の「IKEv1」「同v2」処理に存在する脆弱性。
同製品へ細工したUDPパケットを直接送り付けることにより、バッファオーバーフローを生じさせることが可能で、脆弱性が悪用されると認証なしに遠隔よりシステムを操作されたり、コードを実行されるおそれがある。
同社は、脆弱性を修正したアップデートを公開。セキュリティ機関は、アップデートを促すとともに、サポートが終了した旧バージョンも影響を受けるとして利用者へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/02/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Apple、「macOS Tahoe 26」で脆弱性77件を修正 - 旧OSも更新
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性