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Cisco ASAシリーズにリモートより攻撃可能な脆弱性

Cisco Systemsのセキュリティアプライアンス「ASA(Adaptive Security Appliance)シリーズ」のソフトウェアに深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。同社やセキュリティ機関ではアップデートを呼びかけている。

今回明らかとなった「CVE-2016-1287」は、同ソフトウェアにおけるVPN接続の「IKEv1」「同v2」処理に存在する脆弱性。

同製品へ細工したUDPパケットを直接送り付けることにより、バッファオーバーフローを生じさせることが可能で、脆弱性が悪用されると認証なしに遠隔よりシステムを操作されたり、コードを実行されるおそれがある。

同社は、脆弱性を修正したアップデートを公開。セキュリティ機関は、アップデートを促すとともに、サポートが終了した旧バージョンも影響を受けるとして利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/02/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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