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「Kea DHCPサーバ」のログ機能に脆弱性 - クラッシュのおそれ

「Kea DHCPサーバ」において、特定の環境下で外部パケットによりサービスが停止する脆弱性が含まれていることがわかった。修正版が公開されている。

今回の脆弱性「CVE-2015-8373」は、一定のデバッグレベル以上でログを出力している場合に、細工されたパケットを受信するとクラッシュする可能性があるという。内部テストで明らかとなったもので、脆弱性の悪用などは12月22日の時点で確認されていない。

脆弱性が存在するのは、「同0.9.2」「同1.0.0-beta」。脆弱性が生じるデバッグレベルは異なるが、「IPv4」「IPv6」いずれの環境も含まれる。

脆弱性を修正した「同0.9.2-P1」「同1.0.0-beta2」を公開。また攻撃の回避策として、ログ出力におけるログレベルの調節や、ログ出力の無効化などをアナウンスしている。

(Security NEXT - 2015/12/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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